タイで車購入後に納車日までに確認しておくこと

タイで車購入後に必要になる手続きやリスクに対しての備えなどをまとめます。
お読み頂いた方にのお役に立てれば幸いです。

自動車税,自賠責保険の満期を把握しておく

タイの場合、日本とは異なる自動車税の支払いの流れがあります。
また自賠責保険も車検を受けると自動的に付帯するものではなく、
車のオーナーさんが個別に加入や更新をする必要がありますのでそれぞれ解説します。

自動車税について

自動車税は1年に1回納税が必要となります。
ここは日本と一緒ですが、日本の場合4月1日の所有者の方に自動的に
郵送で支払いの通知が県や市から届く流れとなっていますが、
タイの場合は、所有者が把握し、個別に対応する必要があります。

タイの自動車税支払済ステッカー

「いつ」が自動車税の支払い期日なのかを把握するには、
フロントガラスに貼ってある自動車税支払済ステッカーを確認する必要があります。
上記がサンプルとなります。
車両購入時に自動車税をいつまで納付済みの車両を購入するのかを把握し
カレンダーやメモなどで忘れないようにしておくことをおすすめします。
納税が遅れてしまうと数十バーツの遅延金が発生や、3年間未納となると
ナンバープレートと車検証を陸運局で交換する必要が出てきたりと手間が増えますので
ご注意ください。上記の期日から90日前より支払いが可能となります。
具体的な自動車税の支払いの流れを下記の記事にまとめていますので、
ご紹介させて頂きます。

タイの自動車税納付の流れについて

新車登録より7年経過している車両に関しては”車検”を受ける必要がありますがこちらも、上記の記事内で解説しています。

自賠責保険について

日本の場合、車検時に自賠責保険を加入する流れで加入忘れが発生しない流れとなっていますが、タイの場合、所有者が管理する仕組みとなっています。こちらは購入時に任意保険と同日に自賠責保険の申し込みをする流れが一般的ではあります。特に中古車の場合は、前所有者から引き継ぐ流れが多いので、自動車税同様に満期については事前把握されておくことをおすすめします。 自賠責保険はタイ語で พ.ร.บ. と表記し ポーローボー と発音します。

任意保険について

ご納車前に任意保険の確認をしっかりと行うことをおすすめします。
日本同様に40社を超える保険会社さんがあり、
日系の保険会社さんでは「MSIG (三井住友保険グループ)」「Tokyo Marine(東京海上)」など
ローカル系の保険会社さんも多数存在しています。
事前に販売店さんなどからどんな保険に加入するのかを、しっかり説明を受けてください。

また中古車の場合、”新規で加入する場合”と”前オーナーの保険を引き継ぐ場合”などがありますので
こちらも保険の内容や満期について、事前に確認されることをおすすめします。

任意保険の事故専用ダイヤルについて

もしもの交通事故を起こしてしまった時に備えて、保険会社さんの事故専用ダイヤルをご自身のスマホに登録されることをおすすめします。専用ダイヤルについては保険証券などに記載はありますが、事故の際は、冷静に対応するのが難しいケースも想定されるため、スマホの電話帳へ保存登録をされるのが良いです。車内に保険証券を積んでおき、いつでも保険証券番号を確認できる環境を整えておいてください。

オイル交換やメンテナンス実施可能店舗の把握

新車で購入された場合、新車ディーラーでオイル交換を行う流れが一般的ですが、
ディーラーの場合、順番待ちなどが発生するため、
最寄りのタイヤショップやガレージを利用するのも一つの手かと思います。
「タイヤが急にパンクしたのでリペヤ,交換を行いたい」
「エアコンが効かなくなったのでエアコンのガスを注入したい」など
急に対応したいことなどは、タイ国内の幹線道路沿いに数多くお店を構える
下記のB-QuickやCOCLPITを把握しておき、必要な時は頼るのも一つの手かと思います。

B-Quick 店舗外観
COCKPIT店舗外観

急なトラブル対応に備えたレッカー会社

急に出先で車が動かなくなってしまった、などのリスクもあるかと思います。
タイには数多くのレッカー会社さんがあります。
ただタイ生活が浅い方は特にご自身でローカルのレッカー会社さんを手配する難易度は高いかと思います。
タイで唯一の日系のロードサイドサービスを行っている、
MARUYAMA THAILAND CO.,LTD のコールセンターと
現地責任者で日本人駐在の高井さんの電話番号の登録をおすすめします。
特にご自身で運転される方は特に、高井さん直通の電話番号のご登録をおすすめします。

MARUYAMA THAILAND CO.,LTD
コールセンター:089-922-7777
高井さん直通 :095-760-5833

MARUYAMA THAILAND CO.,LTD 高井さん

ガソリン(軽油)の種類を把握

日本同様にタイも車に応じて、給油するガソリン(軽油)に種類があるのでご自身の車にはどの燃料を入れるべきかを事前に把握しておきましょう。
基本的には車の”燃料の給油口”に対応する燃料の種類が記載されていますので、
購入前や納車前に給油口を開けて確認しておきましょう。

中古車購入時に特に把握しておくポイント

最終のエンジンオイル交換時の走行距離と日付

中古車の場合、前オーナーが売却直前にオイル交換を行うことは基本的にありません。
そのため、最後にエンジンオイルの交換をされた日付と走行距離を納車前に確認を行いましょう。
また不明な場合は、ガレージ等に持ち込みスタッフに相談し、オイルの色から交換レベルかを判断されることをおすすめします。

タイヤの製造年月日

タイヤ交換時期は、タイヤの品質や使用環境によって異なりますが、目安として3−5年と言われています。
タイは平均走行距離が日本よりも多く、道路状況もタイヤにとって日本よりも厳しい状況です。
その分、タイヤの磨耗やダメージなどには注意が必要です。

タイヤ製造年月日の確認方法

上記を参考にタイヤに刻印された表記から、製造年月日を簡単に確認することができます。
タイでは日本ブランドでは、ブリジストンやヨコハマ、ダンロップなどが多く流通していますのでご納車前にタイヤ交換をどこの店舗で行うかなど、把握しておくことをおすすめします。

最後に

タイでは車があると、お子様の通学やゴルフなどのレジャーなどで便利な生活となります。
便利な反面、機械ものである車の特性上、
普段のメンテナンスの必要があったり、急なトラブルに対応に迫られるケースもあります。
こちらの記事がお読み頂いた方のトラブルを未然に防げたり、もしもの時のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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